「上場承認発表後に営業電話がかなり増えていて、fondeskがなかったらと想像するとゾッとします」そう語るのは、株式会社ヤプリの佐藤 浩太郎さん(総務部 / マネージャー)だ。
従来、代表電話対応を担当してきた総務部は2名体制。急成長スタートアップを支える総務部において、電話対応は負担の大きな業務だったという。fondesk導入の経緯や、導入後に起きたトラブルについてもお話を伺いました。
ヤプリは、モバイルテクノロジーで企業の課題解決を目指すベンチャー企業です。同社が提供するアプリ開発プラットフォーム「Yappli」は、専門のエンジニアチームがいなくても簡単にアプリの開発・運用・分析が行えるため、幅広い業界で活用が進んでいます。
2020年12月22日には東証マザースへの新規上場を予定しています(ノーコードアプリ開発の分野での上場は世界初とのこと!)。おめでとうございます。
佐藤さん
もともと普通に電話を受けていて、全社員の電話機が鳴るオフィスでした。現在のオフィスに移転する際に弊社の情報システム室の担当者がDialpad™(ダイアルパッド)というサービスを導入してくれました。IVR(音声応答)を通して電話の対応振り分け設定ができるようになり、この時から「(担当部署の無い)その他の問い合わせ」はすべて総務部が受けるようになりました。
インサイドセールスチームが不要な電話を取る必要がなくなった点は良かったです。しかし2人しかいない総務部メンバーが、すべての営業電話を受けることになってしまった。1人が会議に出たり休暇を取ったりすると、完全に業務がストップしてしまう状態に陥ったのです。
この問題を社内でも話し合い、解決策として情報システム室の担当者がfondeskを導入しました。
佐藤さん
使い方の変化といえば、fondeskに連携している電話番号の本数が増えました。fondeskのおかげで、リモートワーク体制はスムーズに整備できたのですが、別で契約している電話サービスの調子が悪い時があって。社員のスマートフォンに連携している電話が取れない時がありました。うまく取れない電話番号はfondeskに連携して、Slackで受電通知受け取り→折り返し対応、という対処をしましたね。
fondeskに振り分ける電話件数が増えてからは、通知がくるSlackチャンネルを多くのメンバーが見にくるようになりました。Slack上で部署間の情報共有も行われて、新たな連携が生まれたりすることもありましたね。
従来通りの電話対応だったら、部署内で完結した電話対応も、Slack集約されて皆に見えるようになることで、部署間の連携がとりやくすなったと思います。
また、Slackに受電報告が蓄積されるため、誰からどのような電話があったのか可視化できたことも良かったと思います。
佐藤さん
その他でいうと、先日上場承認がされた発表をさせていただいてから営業電話が急増したんですね。
特に人材や広告系の営業電話が多いです。まだ上場承認のタイミング※ですけど、実際に上場した後には、より増えそうですね。
「fondeskを導入してなかったら、本当にやばかったな…」と通知を見てて思いました(笑)。
※取材日は2020年11月20日
佐藤さん
以前からご要望させていただいておりますが、Slackの個別メンション機能があるとより活用の幅が広がりそうだなと思います。対応漏れがないよう日々管理していますが、報告時にメンションしてくれるとさらに対応漏れが少なくなりそうですし、管理も容易になると思います。
fondeskを利用する企業ならば、誰しもが欲しい機能だと思いますので、ぜひ実現して欲しいですね。
※現在通知の振り分け機能により、電話のあて先によって報告にメンションを付与することが可能になりました。
佐藤さん
スタートアップフェーズの企業は事業成長にフォーカスした体制をつくるので、どうしてもコーポレートバックオフィス人員が不足しがちですし、非効率な社内業務が増えていきます。電話対応は特に軽視されやすい部分になる。
一方で成長スタートアップはメディア露出やピッチ登壇も多いので、営業電話のターゲットになりやすいですよね。リソースが限られている中で、電話の部署間取り次ぎなどに工数を割くのは非常にもったいない。
コーポレート部門がコンパクトで数名規模以内の会社には、fondeskを導入をして効率化することを強くオススメしたいです。
「Yappli」はアプリ開発・運用・分析をノーコード(プログラミング不要)で提供するアプリプラットフォームです。導入企業は450社を超え、店舗やEコマースなどのマーケティング支援から、社内や取引先とのコミュニケーションをモバイルで刷新する社内DX(デジタルトランスフォーメーション)、バックオフィスや学校法人の支援まで、幅広い業界の課題解決に活用されています。
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